「瞬間的シックスセンス」2019.2.13 RELEASE


2019.2.13 RELEASE

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MUSIC VIDEO

ALBUM

  • 「瞬間的シックスセンス」2019.2.13 RELEASE

    2nd Album

    瞬間的シックスセンス

    2019.02.13

    ¥2,800(本体)+税
    WPCL-12996 / スリーブケース仕様

    「瞬間的シックスセンス」2019.2.13 RELEASE

    HMV・Loppi限定盤

    CD「瞬間的シックスセンス」+オリジナルTシャツ(SIZE:M/L)付セット

    特典情報

    タワーレコード全店(オンライン含む/一部店舗除く)

    「アートポスター(タワーレコードver)(B3サイズ)

    TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/
    TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)

    「アートポスター(TSUTAYA RECORDS ver)」(B3サイズ)

    Amazon.co.jp

    「クリアファイル」(A4サイズ)

    その他店舗

    「AIMオリジナル付箋メモ」

  • 「瞬間的シックスセンス」+ライブフォトブック+AIM会員限定特典セット

    「瞬間的シックスセンス」+ライブフォトブック+AIM会員限定特典セット

    ライブフォトブック
    イレブンベイビー

    SIZE:横 約16cm × 縦 約17cm / 全112P(オールカラー)
    AIM会員限定特典:未公開ライブフォトが見られるQRコード付きポストカード

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  • SONG LIST

    • 01.満月の夜なら
    • 02.マリーゴールド(Google アプリ CMソング)
    • 03.ら、のはなし(映画『あした世界が終わるとしても』挿入歌)
    • 04.二人だけの国
    • 05.プレゼント(フジテレビ系『めざましどようび』テーマソング)
    • 06.ひかりもの
    • 07.恋をしたから
    • 08.夢追いベンガル
    • 09.今夜このまま(日本テレビ系水曜ドラマ『獣になれない私たち』主題歌)
    • 10.あした世界が終わるとしても(映画『あした世界が終わるとしても』主題歌)
    • 11.GOOD NIGHT BABY
    • 12.from 四階の角部屋
  • MUSIC DISTRIBUTION
    - 配信情報 -

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INTERVIEW

「瞬間の第六感」から生まれた12の名曲たち
あいみょんメジャーセカンドアルバム『瞬間的シックスセンス』

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2018 年に最も活躍した若手アーティスト。あいみょんのことをそう呼ぶのに、もはや異論を挟む余地はないだろう。
『満月の夜なら』『マリーゴールド』、『今夜このまま』というシングル 3 作が評判を呼び、サブスクリプションサービス、大型フェスへの参加、地上波テレビ番組への出演などが相乗効果を生んで、巨大な口コミを形成。一部では「サブスクから本格的なブレイクを果たした初の日本人アーティスト」とも言われている。そんな一年の集大成として、年末には『紅白歌合戦』に初出場し、“マリーゴールド” を披露した。

あいみょん:シングルが出たときのインタビューで、「“マリーゴールド”が自分の代表曲になれば」っていう話をさせてもらって、わりとその通りになったなって。2018年は“マリーゴールド”の一年やったと思います。「この曲が理解されへん世の中やったら、私音楽できひん」ってずっと言ってたので……ちゃんと届いてよかったですね。

「ホンマに一瞬やった」という激動の2018年を経て、約一年半ぶりとなるメジャーセカンドアルバム『瞬間的シックスセンス』が完成。
シングルの3曲はもちろん、数多くのタイアップ曲も含む、全12曲入りの堂々たる名曲集である。

あいみょん:アルバムの制作に入る前から、このタイトルは決めてました。2018年は瞬間瞬間がすごく大事で、迷ってる暇がない状況で、感覚で行くしかなった気がしてて。あと「芸術は第六感が大事なんかな」って思ってて、もの作りに関しては、自分の第六感が働いてる気がする。なので、ファーストには「青春の興奮」からできた曲たちが入ってたんですけど、今回は「瞬間の第六感」からできた曲たちが入ってます。

2018年は映画やドラマのために書き下ろしの曲を数多く作り、アルバムには、ドラマ『獣になれない私たち』の主題歌“今夜このまま”、『めざましどようび』テーマソング“プレゼント”、1月25日公開のアニメ映画『あした世界が終わるとしても』から、同タイトルの主題歌と、挿入歌“ら、のはなし”の4曲を収録。<最悪でも、僕だけはここにいるから>と歌う主題歌は、映画のための曲でありながら、男目線の歌詞があいみょんらしい。

あいみょん:『あした世界が終わるとしても』は、初めて監督とお会いするタイミングで、ラフの映像を見せていただいて、すぐにイメージが湧きました。ひとつの作品に2曲作るのは初めてだったし、アニメは実写と違って表情を掴みきれない難しさがあったけど、でも結構すぐにできましたね。“あした世界が終わるとしても”は、レコーディングしてるうちに、「めっちゃいいやん!」って、だんだんボルテージが上がっていきました。

サウンドプロデューサーには、シングル曲でお馴染みの田中ユウスケ(agehasprings)と、関口シンゴ(origami PRODUCTIONS)がファーストアルバムから引き続き参加し、さらにはあいみょんが「ただのファン」だというトオミヨウも参加。弾き語りベースの楽曲に、ゲストミュージシャンの演奏やプログラミングで様々な彩りを与えている。

あいみょん:関口さんにはチャレンジしたい曲を投げることが多くて、“二人だけの国”は『失楽園』がモチーフになってるんですけど、<運命共同体同士>っていう字面が良くて、一直線に歌ってみたら、お経みたいになりました(笑)。トオミさんは特にバラードがすごい。
“ひかりもの”は初めて生のストリングスカルテットを入れて、感動しました。

「個人的にも好きな曲」だという“ひかりもの”だが、<はじめよう新しい何かを今つまらない事ではもう泣かないぞ>とストレートな心情を歌う楽曲が生まれた背景は、この一年が決してただ順風満帆だったわけではないことを物語っている。

あいみょん:感情的になって曲を書くことってあんまりないんですけど、珍しく感情的になって作った曲です。去年(2017年)の大みそかに今年(2018年)の年明けにちょっとショックやったことが起きて、人との繋がりを考えさせられたりして。今となっては結果オーライなんですけど、その瞬間は自分の中で何かがプツッと切れた気がして、変に感情的になっちゃって。23歳になって、昔からの友達とか家族は近くにおらんくて、怒られることも泣くことも少なくなったけど、あっけらかんと笑ってればいいことで、まだ自分が傷つくんやなってびっくりしました。でも、感情を爆発させることも大事やなって。それで曲が生まれたわけやし。

あいみょんの歌がなぜ多くの人の琴線に触れるのかを改めて考えると、やはり歌謡曲的なメロディーセンスは大きいように思う。『紅白歌合戦』では星野源が“アイデア”を、米津玄師が“Lemon”を披露したが、彼らの曲も歌謡曲的なセンスを感じさせつつ、それを現代的なプロダクションの楽曲として仕上げることで、老若男女に愛される国民的なヒットソングとなった。あいみょんもまた、そんな系譜にあることを感じさせる。

あいみょん:日本人のDNAは歌謡曲からは逃れられないですよね。ただ、意識して歌謡曲っぽくするのはいくらでもできるけど、それをやっちゃうと、「だったら、昔の曲聴くわ」ってなっちゃうと思うんです。そうじゃなくて、「懐かしい気持ちになる」とか「聴いたことある気がする」っていう感覚にさせることが大事で、歌謡曲をやり切らないっていうことが大事なんかなって。米津さんの存在は今年(2018年)すごい大きくて、悔しい気持ちにさせてくれたから、勝手にありがたく思ってますね。

<セックスばっかのお前らなんかより愛情求め生きてきてんのに>といったインパクトのある歌詞や、パンキッシュな曲調が初期の作風を連想させる“夢追いベンガル”を作るにあたっては、もう一人、男性アーティストからの影響を公言する。

あいみょん:小山田壮平さんがめっちゃ好きで、ホンマ男性アーティストからすぐ影響を受けるなって(笑)。もちろん、マネってことではなくて、いい影響をもらってます。“夢追いベンガル”は「こういう私も忘れんとってください」みたいな感じ。小山田さんは声も好きですけど、生活臭が漂ってる感じもいいなって思うんですよね。身近に感じられる何かを持ってる。それって、今の時代に大事なのかも。
売れたアーティストに対して、「遠くなる」ってよく言うじゃないですか?それ自体はしょうがないと思うんですけど、それでも近くに感じられる何かを持ってないと、逆にみんなから離れて行っちゃうと思う。私もいい意味での生活臭は大事にしたいですね。

ラストに収録されているのは、アイゴンこと會田茂一がサウンドプロデュースで参加した約一分半のオルタナナンバー“from 四階の角部屋”。<始まったときから終わってる>という破れかぶれな歌詞と、フリーキーなトランペットとともにアルバムは幕を閉じる。

あいみょん:この曲と弾き語りの“恋をしたから”は一発録りで、“from 四階の角部屋”は私がこれまでリリースした中で一番短い曲。
一曲目が<夜は長いから>って歌う“満月の夜なら”なので、最後は“GOOD NIGHT BABY”にしようと思ってたんですけど、“from 四階の角部屋”の置く位置がわからんってなって(笑)。“GOOD NIGHT BABY”からちょっと時間を空けて始まって、キョトンで終わっちゃう感じが面白いかなって。

アルバム発売後の2月18日には、日本武道館でのワンマンライブ「AIMYON BUDOKAN -1995-」の開催も決定。自身の生まれた年をタイトルに冠し、360°を観客に囲まれたセンターステージで、弾き語りライブが行われる。「初めての武道館は一人がよかった」とサラッと言ってのける大胆さは、2019年のさらなる躍進を期待させる。

あいみょん:「みんながいなかったらここにはいません」みたいなMCあるじゃないですか?「そうなんかな?」って思ってたけど、「ホンマやわ」って思うようになりました(笑)。だから、大きい規模の会場でもやりたいけど、近い距離感でやりたくて、それができるのがシンガーソングライターやし、弾き語りやと思う。なので、武道館っていうでかい会場やからこそ、一人で立ちたかったんですよね。
2018年は3枚シングルを出して、多いなとも思ったけど……それが自分のペースだし、できるなって思ったから、2019年も同じくらい出したいなって思いますね。

インタビュー&テキスト / 金子厚武