RELEASE

DIGITAL SINGLE
いちについて
2025.07.23 WED RELEASE
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TRACK LIST
- 01
- いちについて

MUSIC VIDEO
あいみょん - いちについて 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】
OFFICIAL INTERVIEW
人生のスタート地点を見つめて
「生きること」を歌うあいみょんの
原点回帰『いちについて』
過去最長となる全42本のアリーナツアー『AIMYON TOUR 2024-25 “ドルフィン・アパート”』が、5月29日のさいたまスーパーアリーナでファイナルを迎えたあいみょん。昨年9月28日からスタートしたツアーでは、12月8日の広島・グリーンアリーナでかねてよりファンを公言していた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』の主題歌を担当することが発表され、今年3月5日に両A面シングル『スケッチ / 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!』をリリース。翌3月6日に記念すべき30歳の誕生日を迎え、ひさびさの海外公演として台北・ソウル公演を行うなど、非常にメモリアルなツアーとなった。
あいみょん:体感で言うとやっぱりめちゃくちゃ長かったですね。構想からリハーサル、追加公演まで含めると、1年間ずっとライブしてたなって。最初にこの本数を聞いたときは果てしないと思いましたけど、各公演でお客さんが入ってる景色を見ると、「まだまだ自分に需要あるんや」みたいな気持ちにはなれました(笑)。視聴回数とか、いいねの数とか、世の中にはいろんな数字がありますけど、ほんまにリアルに見える数って、自分の目の前にいるお客さんの数なので、42本とも全部自信につながりました。
最近ツアーの映像を見返していたら、初日のライブが終わった後すぐに「難しい」って言ってて。やっぱりアリーナは勉強になりますね。でもそれと同時に「ここからもっと良くなっていくと思う」とも言ってて、実際回数を重ねるごとに、メンバーがいつどこでどうするとかもわかってきて、「ここはこうしたほうが盛り上がるかな」とか、徐々に体感で感じていくので、後半に向けてどんどん良くなってたと思います。でもまあ42公演それぞれ、全部違ったライブになったかなと思いますし、めちゃくちゃいいツアーになったと思います。終わってもちろん達成感があったし、蓄積された疲労感もありましたけど、でもすぐにフェスのことだったり、もう次を考えてますね。
30歳になっての初ライブは4月に行われた台北とソウル公演で、どちらも2デイズがソールドアウト。J-POPが海外からも求められる時代において、あいみょんの今後にも期待が募る。
あいみょん:海外旅行は大好きなので、海外に行くこと自体はワクワクするんですけど、いざ自分がライブで行くとなるとやっぱり不安はありました。でもありがたいことにチケットもすぐに売り切れて、実際やってみた手応えとしても、すごく可能性を感じる海外公演だったと思います。もともと「世界進出だ!」とかあんまり思ったことないんですけど、やっぱり同じアジア圏で、しかもみんな日本語の意味を理解して音楽を聴いてくれてるのはすごく嬉しいなと思いましたね。なので、自分が求められてるところにはまた行きたい気持ちが強くなりましたけど、やっぱり土台は日本なので、まずはこっちでやるべきことをやるのが大事やなって。「あいつしょっちゅう来てるな」って思われるよりは、ちゃんと外タレとして扱われたいじゃないですか(笑)。
ツアー後に初めてリリースされる新曲は、TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』主題歌の“いちについて”。病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描くヒューマンドラマに対して、「生きること」をテーマにした楽曲を書き下ろした。
あいみょん:原作を読ませてもらったら、医療ドラマなんですけど、そこまで重くはなかったんですよね。なので、最初はもう少し明るい曲調がいいのかなと思ったんですけど、ドラマサイドから「伝えたいのは命のことなんです」というリクエストをいただいて、この曲ができました。そもそも命についてとか、生きることや死ぬことは、私が10代から書いてるテーマの一つではあるので、得意というとちょっと変ですけど、イメージはしやすかったですし、それを30歳になった今の自分の視点で書いた、という感じです。
『ドルフィン・アパート』のファイナルはインディーズ時代の人気曲“どうせ死ぬなら”で始まって、本編ラストのクライマックスが“貴方解剖純愛歌〜死ね〜”から、メジャーデビュー曲の“生きていたんだよな”だったように、「死生観」はあいみょんの作家性において常に重要なテーマであり続けている。「命について」を「いちについて」に変換し、<落とされた世界が少し泥濘んでいた はじめからつまづいた ピストルの音を誰かが遮る>と歌うこの曲では、人生のスタート地点に想いを寄せる。
あいみょん:人生は自分で作り上げていくものですけど、そもそもスタートは人それぞれ違うじゃないですか。自分はどうしてこんな報われない人生なんだろうと思ってる人たちは、産み落とされた人生のスタートがそもそも泥濘んでいて、誰かによーいドンのピストルの音を塞がれていて、自分だけ上手くスタートを切れなかった、そういうふうに考えることもできるなって。「こうなってしまったのは自分のせいだ」と思う人もいるかもしれないけど、そもそもそうじゃない。最近「毒親」がドラマや映画のテーマになることがありますけど、やっぱり産み落とされた自分のスタート地点って、人生にめちゃくちゃ関わってくるなと思ってて。もちろん、そこから巻き返すことはいくらでもできると思うんですけど、スタート地点はずっとこびりついてる。医療ドラマではありますけど、病気のことを言ってるわけではなく、生まれ落ちた環境とか、自分の運命について書いた感覚です。
1番が丸々弾き語りで、息づかいの伝わる生々しい録音も非常に新鮮。また、あいみょん自身が弾くアコギと、エレキギターとベース以外はプログラミングで作られていて、その宅録的な音像が一人で人生と向き合う時間を想起させる。音数もかなり絞られていて、ドラマの主題歌としては異色の仕上がりだと言っていいだろう。
あいみょん:プリプロに入ったときに、高倉さん(クリエイティブディレクターの高倉壮一郎)がベースとギターを弾いてくれて、それがめっちゃいいねってなったんです。上手くはないけど味があって、朴訥とした、表情があるようでないような音がいいって。宅録感を出したいという話もありました。「家でひっそり」みたいな感じを出したくて、それで前半は弾き語りにして。もちろん頭からリズムや他の楽器を入れる案もあったんですけど、やっぱりこの曲の意図として、弾き語りに近い方がいいなって。別にお涙頂戴にしたかったわけじゃないけど、肩を組んでる感じではない方がいいというか、「自分の人生はこれでいいのか?これからどんなふうに生きたらいいのか?」って、一人で考え込んでいるような空間のイメージがありました。
「これからどんなふうに生きたらいいのか?」。そんな誰しもが何度となく向き合うであろう人生の命題に対して、あいみょんは<傷をつけて形を変えていく生き方で そうやって居場所を見つけたよ 変わりたくて 生きて>と歌いかける。
あいみょん:ニュースとかで流れてくる一部の若い子たちを見てると、自分を傷つけて、人生の形を変えて、それでも生きていくっていう生き方をしてるなと思うんですよ。結局あの子たちは変わりたいわけじゃないですか。自分を変えたいから、似合わないことをしてみたり、リストカットをして自分の体を傷つけてみたり、そういうふうに形を変えて生きていくんやなって。あとこの曲を作る前に『僕が生きてる、ふたつの世界』っていう映画を見たんです。耳の聞こえない両親、コーダの家に生まれた子の話で、それが故にいろんな経験をするんですけど、生きていれば、いつかは自分の居場所が見つかるんじゃないかっていう希望を持たせてくれる映画だったんですよね。まずやっぱり子供たちの未来を明るくしてあげたいなと思います。自殺のニュースとかを見ると悲しくて仕方がないです。生きてほしいですね。
10代の頃から生きることと死ぬことについて歌い、今再び「生きること」と向き合った現在のあいみょんは、「音楽で救われる」ということについてどう思っているのだろうか?
あいみょん:私自身は若い頃、「音楽で救われたことはない」と思ってたんです。でも大人になって思うのは、「救われた」という感情を知らなかっただけで、実は知らない間に救われてたのかなって。自分がアーティストの側になって、メッセージで「救われました」みたいに言ってもらえると嬉しいし、よかったなと思いますし、でも不思議やなとも思います。私はもともと「背中を押したい」とか「救いたい」と思って曲を作ってるわけではないので、本当に偶然の産物みたいな感じなんです。だって“貴方解剖純愛歌~死ね~”なんて明確に<死ね>って歌ってるし、呪いの歌じゃないですか。でも「あの曲を聴いて本当にスカッとして、救われました」みたいに言ってもらえるのって、ラッキーすぎる(笑)。なので、音楽は出会うべくして出会うことで、人助けができる魔法みたいなもんやなとは思います。
“いちについて”も「誰かが救われますように」と思って書いたというわけではないんです。あくまで「自分はこれが書きたい」という気持ちを優先していて、それぐらい素直に書いてるし、「誰かがこう思うかな」みたいなことを考えるのは、むしろ邪念やなって思っちゃいます。“生きていたんだよな”もニュースで見たことをそのまま曲にして書いただけで、あれを出してから自殺のニュースがあると毎回あの曲が取り上げられて、論争が起きたりとか、あんなのは想像してなかったですし。でもやっぱりそういうことを気にしてたらあの曲はできなかったと思うし、今もあの頃みたいにただ私が思ったこと、見たことを素直に書く。そういう感覚でいたいのかもしれないですね。
アートワークはカップラーメンの容器がうっすらと見えるゴミ袋。メジャーデビュー時からずっとあいみょんのアートワークを手がけているとんだ林蘭との意見交換を経て、このインパクトのあるアイデアが採用された。
あいみょん:最初にラフ画を見せてもらったときは、歌詞のテーマ的に、「社会のゴミ」みたいな意味合いに受け取られへんかなって、ちょっと心配はあったんです。でもとんださんから「“生きていたんだよな”みたいなテンションで、ちょっと攻めてる感じを今見せるのはどうですか?」っていう案をいただいて。「原点回帰」なイメージもあったかもしれないですね。
撮影はカメラマンさんがずっとゴミを撮ってて、めちゃくちゃシュールな撮影だったんですけど(笑)、このゴミ袋の中にはいろんな意味が詰まっているというか、ネガティブとポジティブのちょうど間みたいなアートワークだと思っていて。ゴミっていうものは基本ネガティブな言葉ですけど、ゴミが出るのは生きてるってことなので、ポジティブにも捉えられる。すごくいいアートワークを考えてくださったなと思います。
“生きていたんだよな”のリリースは2016年11月30日。メジャーデビュー10周年に向けて、30歳になったあいみょんの新たなタームがこの曲から始まっていく。いちについて、よーいどん!
あいみょん:30歳になって思うことは、もうめちゃくちゃ大人やなっていうことですかね。世の中のルールを「知らんかった」じゃ済まされない気がするというか、「若いから」で済まされてたことが「そんなことも知らんの?」ってなっちゃいそうで、無知が怖くなる年齢やなと思ったりするし、だからすごい今勉強に興味ありますもん。もともといろんなことを知るのは好きですけど、その気持ちがなおさら強くなってる気がします。なので、今はインプットの年齢なのかもなって。曲を作る数はちょっと減ってるんですけど、別に焦りは感じてなくて、それ以外にもありがたいことにやることがたくさんあるので、今はそっちにシフトする期間かなと思う。
あとはやっぱり10周年が楽しみやなって。自分がアーティスト生活をやってて、お祭りみたいなことってそんなにないじゃないですか(笑)。今年の11月でメジャーデビュー10年目に突入するから、今はそこに向けて突っ走るというか、意識を向けておきたいなと思っています。
インタビュー&テキスト / 金子厚武
CONTENT CALENDAR
- 07/10THU
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Digital Single「いちについて」
Pre-add・Pre-save事前予約キャンペーンスタート!
詳細はこちら:https://wmg.jp/aimyon/news/90140/ - 07/13SUN
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21:00〜
TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」ドラマ初回放送スタート
ドラマ公式HP:https://www.tbs.co.jp/19karte_tbs/「いちについて」very short movie公開
- 07/23WED
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0:00
Digital Single「いちについて」リリース
配信リンク:https://aimyon.lnk.to/onyourmarks20:00〜
あいみょん「いちについて」配信リリース記念 リスニングパーティー
※リスニングパーティーにはあいみょん本人は参加いたしません
詳細はこちら:https://wmg.jp/aimyon/news/90169/電車内に「いちについて」中づりポスターが登場!
掲出期間:7月23日(水)〜7月29日(火)まで
詳細はこちら:https://wmg.jp/aimyon/news/90167/ - 07/24THU
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あいみょん「いちについて」ライブラリ追加キャンペーン
期間:7月24日(木)12:00〜7月30日(水)23:59まで
詳細はこちら:https://wmg.jp/aimyon/news/90188/ - 07/25FRI
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21:00〜21:54
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番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/music/ - 07/30WED
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【MAGAZINE】「ROCKIN'ON JAPAN」2025年9月号
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「いちについて」リリース記念 あいみょんフォローキャンペーン
期間:8月1日(金)正午12:00〜8月8日(金)23:59まで
詳細はこちら:https://wmg.jp/aimyon/news/90210/ - 08/02SAT
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【WEB】Digital Single「いちについて」オフィシャルインタビュー公開
インタビューはこちら - 08/04MON
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19:00~20:55
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番組HPはこちら:https://www.tbs.co.jp/cdtv_livelive/ - 08/08FRI
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雑誌情報はこちら:https://ginzamag.com/ - 08/17SUN
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【YouTube】
「いちについて」MUSIC VIDEO公開 - 08/19TUE
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【MAGAZINE】「MUSICA」2025年9月号
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